サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants、略称:SF)は、カリフォルニア州サンフランシスコに本拠地を置くアメリカメジャーリーグのチーム。ナショナルリーグ西地区に所属。
球団は1882年に、ニューヨークの資産家ジョン・B・デイによって創設された。デイは当時プロの野球リーグに加わらない独立系のチームだったニューヨーク・メトロポリタンズを所有しており、マンハッタンを本拠地とする球団経営に成功を納めていた。同年メトロポリタンズはナショナルリーグとアメリカン・アソシエーションの両リーグから加盟の誘いを受けるのだが、この時デイは密かに両方のリーグに対し、加盟の受けいれを二重に打診していた。その後デイはナショナルリーグで1882年に解散したトロイ・トロージャンズのフランチャイズ権を買取り、新たなチーム「ゴサムズ」を設立し、メトロポリタンズをアメリカン・アソシエーションへ、ゴサムズをナショナルリーグへ加盟させた。メトロポリタンズとゴサムズは同じポロ・グラウンズを本拠地とし、当時ポロ・グラウンズにはダイヤモンドが2面設置されて、グラウンドを二つに仕切って試合を行っていた。
その後デイは収益の大きいゴサムズの経営に注力するようになり、1885年にメトロポリンタンズから選手をゴサムズに移籍させ、チームの名称を「ジャイアンツ」に改称。二人あわせてシーズン76勝を挙げたこともあるティム・キーフ、ミッキー・ウェルチの二枚看板をたて、1888年と1889年にリーグ2連覇を果たす。
20世紀初頭のジョン・マグローによる黄金期、ウィリー・メイズらが活躍した1950年代にワールドシリーズ優勝5回を果たしている。リーグ優勝20回はロサンゼルス・ドジャースに次ぐナショナルリーグ2位である。1990年代からはバリー・ボンズが在籍し、通算、シーズン双方の本塁打記録を更新している。
同地区の強豪であるドジャースとは宿敵といえる関係で、前身のニューヨーク時代から現在に至るまで激しい優勝争いを繰り広げている。通算成績ではほぼ五分だが、1958年に共に西海岸に移転してから、ドジャースは5度のワールドシリーズ制覇を達成しているのに対して、ジャイアンツは一度も達成していない。両チームの対戦はメジャー屈指の人気カードで、いつも満員御礼となる。本拠地のAT&Tパークではジャイアンツファンによる“BEAT LA”(ロサンゼルスを叩け!)の合唱がいつも聞かれる。
日本人初のメジャーリーガーである村上雅則が在籍したことで知られ、近年では新庄剛志が在籍し、日本人初のワールドシリーズ出場を果たしている。他には日系4世のトラビス・イシカワ、日本人ハーフであるデイブ・ロバーツらがいる。
NPBの読売ジャイアンツはこのチームから名前とユニフォームを採用している。1935年に大日本東京野球倶楽部(現在の読売ジャイアンツ)がアメリカに遠征した際、対戦チームの監督だったフランク・オドールから、ニックネームがあったほうが良いと提案され、当時メジャーで人気のあったニューヨーク・ジャイアンツ(現在のサンフランシスコ・ジャイアンツ)のジャイアンツをとり、「東京ジャイアンツ」と名乗ったのが由来である。
本拠地であるAT&Tパークは2000年の開場以来、3度も名前を変えている。これはネーミングライツを持つAT&Tが買収、合併によって企業名を変更するたびに、余儀なくされている。
なお、2005年に、メジャーリーグ球団として最初の『10000勝』に到達している(2007年シーズン終了時点で10184勝8724敗)。
(出典:wikipedia)